周辺地域の医療施設に従事する看護師のがん看護研修に対するニーズを調査する


○櫻井通恵 茂木真由美 堀越真奈美 松木美紀 松本好美
新井香 細田晴美 菊地真由美 藤本瞳 宮田真由美
松本弘恵 吉田雅美 松沼晶子 刑部妙子
群馬県立がんセンター

【はじめに】
当院の周辺地域におけるがん看護に従事する看護職員が、不安なく看護を実践できるよう周辺地域の医療に従事する看護師を対象に、がん看護の質の向上を目指したがん看護研修を検討している。そこで、研修を受ける側の教育に対するニーズを知り、がん看護研修の企画・運営の基礎としたい。
【研究方法】
アンケート調査。データ収集方法:地域連携での登録施設88施設、442名に本研究の主旨を記したアンケート用紙を郵送し記入後郵送で回収した。分析方法:単純集計、記述内容の検討。
【研究期間】
平成25年10月1日に送付、平成25年末までに回収。
【結果】
228/442枚(回収率約52%)であった。看護経験のあるがん疾患は、罹患率・死亡率の多い疾患と同様の結果であった。研修内容に対するニーズは、日常の看護で困難に感じている問題を希望していた。研修方法に関しては、テーマ毎に2時間/1回程度、勤務状況に合わせての開催を希望していた。参加にあたり問題が生じる者は38%と半数近くであった。この結果を基礎に研修を企画していきたい。

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